バンカーのルールと正しい救済方法!!

バンカーのルールと正しい救済方法!! ゴルフ
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ゴルフをプレーする上で避けては通れないのがバンカー。バンカーに入ってしまい大叩き..なんて経験あるのではないでしょうか。

バンカーでの基本的なルールや、バンカーから救済を受ける場合どこにボールを出せばいいのか、バンカー内でどのように立ち回るのか。そういった状況で迷わないように知っておくとゴルフをさらに楽しめるようになります。

そこで今回は、基本的なルールと救済措置を解説していきます。

 

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バンカーとは

バンカーとは

そもそもバンカーとはゴルフ場でコース内に障害物の一つとして設けられた窪地(くぼち)。その多くは砂地になります。バンカー内のルールは細かく設定されています。ボールに触れたり、クラブヘッドを地面につけることができないというルールが存在します。状況によってはどのようなプレーをすればいいのか迷ってしまうシーンも出てくることでしょう。まずは基本的なルールから解説していきます。

 

クラブをバンカーにソールしてはいけない

クラブをバンカーにソールしてはいけない

バンカー内ではソールをしてはいけません。ソールとはクラブヘッドを地面につけるプレーのことです。このプレーをしてしまうと2打罰が科せられてしまいます。いろいろな規則が新ルールにより緩和されましたが、バンカーからプレーすることの挑戦をプレイヤーが軽減しないようにと、バンカー内でソールすることは引き続き禁止となっています。

初心者プレイヤーはついつい普段と同じように打ってしまいソールしてしまうのも見受けられるので注意しましょう。基本的にバンカーに入ってしまったらソールしてはいけないと覚えておきましょう。

 

ルースインディメントは取り除ける

ルースインディメントは取り除ける

「ルースインディメント」とは重要なゴルフ用語でコース上にある小石、木の葉、木の枝、動物のフン、昆虫類など、我々が普段深く考えずに取り除いてプレーをしているものを意味する言葉です。以前ルースインディメントに関してはプレーする時にさまざまな規制がありました。そのルールが2019年のルール改定で大きく変更され、ルースインディメントは取り除いても無罰になりました。また、体を休めたり、支えたり、転びそうになったりして手やクラブで砂に触れても罰はない。

ただし、ボールの手前にソールをしたり、バンカーの状態を確認するために触れる、素振り中に触れる、バックスイング時に触れることは旧ルール同様に2打罰となります。

 

水溜まりにボールがある場合は動かせる

バンカー内の水溜まりにボールが入ってしまったら場合、バンカー内なら罰なし、バンカー外に出すなら1打罰で救済を受けられます。

バンカー内のボール救済には2つの選択肢があります。

罰なしの救済の場合、完全な救済ニアレスポイントを決定して、1クラブレングス以内でピンに近づけず、障害が避けられるバンカー内にドロップします。

1打罰の救済の場合、ボールとピンを結ぶ線上でそのバンカーの外の延長線上に基点を決めます(後方に下がるのであれば距離に制限はなし)。その基点から1クラブレングスでピンに近づかない救済エリアにボールをドロップします。

 

バンカーの正しい救済方法とは

バンカーに入った場合の正しい救済方法は、4つの選択肢があります。

  1. バンカー内からそのまま無罰で打つ。
  2. バンカーに入る前に打ったところから1打罰で1クラブレングス以内にドロップをして打ち直す。
  3. バンカーに入ったボールを基点に2クラブレングス以内にドロップする。もしくはボールとピンを結んだ後方線上の基点から1クラブレングス以内でドロップする。いずれもバンカー内でのドロップとなる。
  4. 2打罰でバンカーから外に出すことができる。

さらに詳しく解説していきます。

1打罰で元の場所に戻って打つ

もしバンカーに入ってしまった場合、バンカーに入る前に打ったところから1打罰で打ち直すことが可能となります。

例えば、セカンドショットでバンカーに入れてしまった場合、1打罰を受けることによってセカンドショットを打った場所に戻り1クラブレングス以内にドロップして打ち直すことができます。この場合、打ち直しは4打目になります。この救済方法は従来のルールと同じになります。

バンカーから打つことが苦手な初心者の方は覚えておきましょう。ただし、打ち直したボールがまたバンカーに入るなんてこともあるので注意しましょう。

 

1打罰でピンとボールを結んだ延長線上のバンカー内にドロップできる

こちらもこれまでのルールと同じです。1打罰でバンカーに入ったボールを基点として2クラブレングス以内にドロップをする救済があります。また、ボールとピン結んだ後方線上の基点から1クラブレングスでバンカー内にドロップすることができます。ここでの注意点はピンに近づいてはならず、バンカー内でのドロップとなる点も同じです。

また、2クラブレングス以内の範囲がバンカー外であっても、バンカー外へのドロップは行ってはいけません。球がバンカーのアゴに刺さって打てない場合などによく使われる救済となっています。セカンドショットでバンカーに入った場合、この救済を受けることで、次のショットは4打目となります。

 

2打罰でバンカーの外に出せる

2019年の新ルールからは「2打罰でバンカーから外に出せる」というルールが新たに追加されました。まずは、同伴者に救済を受けることを宣言します。次にボールがあった位置とピンの位置を直線で結び、その直線の後方線上かつバンカーの外に救済の基点を決めてマークします。

マークした基点から1クラブレングス範囲以内に膝の高さからドロップします。それでも1クラブレングス範囲以内にボールが止まらない場合は、もう一度おこないボールが最初に触れた場所にボールを置いてプレーを再開します

例えば、セカンドショットでバンカーに入り、この救済を受けることで2打罰になります。よって、次のショットは5打目になります。

 

自分の技量やライの状況によって、ルールを上手に活用しよう

 自分の技量やライの状況によって、ルールを上手に活用しよう

 2019年の新ルールによって、2打罰でバンカーから外に出せる救済方法が新たに追加されました。そのため幅広くルールを戦略的に使える事が可能となりました。

例えば、バンカーのアゴに刺さってしまった場合や、ライが悪くどうしてもスイングしづらい際には、1打罰でバンカーに入る前に打った場所から打ち直しを行えます。その他にも1打罰でバンカー内にドロップして救済を受けることも可能です。

また、どうしてもバンカーで大叩きをしてしまうため、バンカーから打ちたくないという初心者プレイヤーのために新たに追加された2打罰でバンカーの外に出せるという救済もあります。バンカーに入ったボールの状況を確認した後に、そのまま打てるのか、または救済を使った方がいいのかを見極めて大叩きしないようにルールを最大限に活用していきましょう。

 

まとめ

今回はバンカーの正しい救済方法について解説しました。ルールを知っておくことは、スコアメイクにも大きく影響していきます。2019年の新ルールの追加により、救済の幅が増えました。特に、バンカーの外へドロップが可能になったのは初心者プレイヤーの救済にとっては、便利な状況がたくさんありますので覚えておきましょう。また、バンカーはコースによって砂の種類や質感(硬さや柔らかさ)の違いもあるので、いろんなコースのバンカーを経験して、バンカーから脱出できる技術も習得しましょう。

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